三頭山
三頭山は山梨県と東京都の堺にある山で、東京都にとっては都会のオアシスとして親しまれている。
今回は東京都側、檜原村都民の森からのスタート。
都民の森は流石東京の管理ということもあり、細かいところまで整備が行き届いていた。
この日の天気は曇のち雨、午後から雨が降る予定だった。それにも関わらず、起きた時間は10時駐車場に着いたのは12時という余裕ぶりだ。
久しぶりのトレイルランニングスタイルで快適に山を登っていく。
1時間ほどで三頭山の東峰にたどり着いた。山梨百名山の道標を探すが何処にもない、どうやら西峰にあるようだ。ここで初めて登山者とすれ違う。
山梨の里山の平日で雨予報が出ていれば大抵人とすれ違わないので、
どこか新鮮な気持ちにもなった。
曇のち雨と言っていたものの空模様は次第に快晴に向かっている雰囲気に安堵しながらついに西峰に到着した。
時間にして1時間15分ほどの短い登りだった。
山梨百名山の道標はひっそりと木の影に隠れて立っていた、やはり都会の力にはかなわないのだろうか。
そんなことを思いながら結局ガスってしまった山頂を後にすることにした。新しいシューズの下山しやすさに感動もつかの間、天気予報通りの雨が降ってきてしまった。
足場の悪い岩の足場をなるべく早く下っていく。
里山と違い道の整備はされているが赤テープが少ないため少し不安な気持ちがあったが林道にたどり着くことが出来た。
林道からは気持ちの良いウッドチップの敷かれた道を歩き駐車場へと戻った。
駐車場に戻った頃には雨は止み、強い日差しが照りつける程に快晴になった。1時間30分ほどの短い登山で晴れ曇り雨全てを経験する珍しい山行だった。