大菩薩峠
大菩薩連嶺一番人気の山。
人気の山だけあって平日登山にも関わらず多くの登山者で賑わっていた。
登山道を流れる小川を抜け、新緑の程よい坂道を登ると
大菩薩峠付近の介山荘にたどり着く。
コーヒーを飲む人、バッチを買う人を横目に大菩薩峠からの稜線をいち早く望むため介山荘を通り過ぎる。
並ぶ地蔵に目もくれず、辿り着いた大菩薩峠山頂からはこれから歩く稜線がずうーっと伸びていた。
ケルンが積まれた登山道を、富士山を望みながら歩く。
これほどの贅沢は無い。
登りで溜まっていた疲れも吹き飛びいつの間にか
大菩薩嶺にたどり着いていた。
大菩薩嶺は静かで、緑に囲まれていて今ままでの絶景の余韻を楽しむ
時間を与えてくれた。
そこからの下りも再び富士山を望みながらの下山。
笹が生い茂る急な坂道をさっそうと駆け下りる爽快感。
そのままぐんぐんと高度を下げ上日川峠に戻ってきた。
短時間でこの満足度を得られる大菩薩嶺。
これほど初心者を登山に引き込む山があるだろうか?